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2019年6月14日
未来洞察と新事業開発 その3 未来洞察の手法

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 代表取締役 清水 克彦
 2019年6月14日
 未来洞察と新事業開発 その3 未来洞察の手法(1/3)
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 未来予測は、確度の高い予測データを幅広く集めて、行うのが現在の主流です。東京創研の「未来予測2018/2028」のほとんどのページに占めるデータ部分は、そうした考え方に沿っています。
 これに、兆し情報などの使えそうなデータを加えたのが、いわゆるホライゾンスキャニングです。この使えそうなデータというのがクセモノです。兆し情報は、評価しなければ使えません。10年前の兆し情報と思われるものは、ほとんどが一過性か、あるいは別の兆しに淘汰されました。生き残る兆しを感覚だけで評価するのは危険です。
 一方、未来を決定づける因子は、数式化されたものだけでは、ありません。また、未来洞察には、前回までに説明したように目的がありますから、目的に合っている範囲で、確度の高い因子(目的の範囲内で適用できる)なら、使えることになります。ここで注意しなければならないのは、数式化されていないといっても、直観や多数決に頼るのではないことです。間接的に十分に吟味され、論拠があるものになります。

■未来予測・未来洞察にできること、できないこと


 未来予測や未来洞察で10年後に(一般化する)新商品や新サービスを生み出すというのは無理があります。生み出せるのは、新商品や新サービスのコンセプトや市場イメージまでです。2年後にヒットする新商品や新サービスが簡単に予見できないのと同じです。現在よりも頼れる情報が、極めて限られている10年後の新商品・新サービスを具体化するのは、現在の未来予測・未来洞察の技術では困難です。
 
未来洞察で可能なのは、革新されると予想される領域を予見することです。革新されるのには、理由があります。大きくは、需要が変化すること、もう一つは、供給の手段が拡張することです。これらが、現在と未来で、どう違うのかを見ることが、洞察の基本です

■大きな変化につながる因子の予見

 また、未来洞察は、インパクトのある変化がどのように起こるかを洞察することが重要になります。大きな変化につながる因子は、社会全体に視野を広げても、それ程、多くはありません。因子は多くても、大きくは変化しないものやインパクトが小さい(小規模な範囲に限定されるものを含む)ものを切り捨てられるからです。
 注視すべきは、複数の因子が組み合わされて、新しいベクトルを生み出すことです。これも、それぞれの因子の態様をみれば、洞察可能な範囲に入るものも少なくありません。過去10年、20年に起こったことをみれば、それほど複雑な因子が作用しているわけではないことがわかります。
 中国の台頭やICTの発展に伴って、有力な企業の形が変わりましたが、成功要因は、いくつかのキーワードで語れます。未来に生まれるこうした成功要因のキーワードが予見できればいいのです。 

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